健康を害する前に転職

健康を害する前に転職

このままでは健康を害するかもしれない

T.N(24歳・女性)
学歴:大卒
業種・職種:学習塾講師→コールセンターのオペレーター
年収:250万円→180万円
利用した転職手段:タウンワーク(求人誌)、ハローワーク

 

 

私の転職前の職種は、学習塾の講師でした。転職のきっかけとなったのは、入社後にブラック企業であることに気付いたためです。

 

1日8時間勤務と言う条件でしたが、実際は10時出社22時退社の12時間勤務。

 

うち8時間は立ちっぱなしで授業をし、退社後は翌日の予習や教材作成に追われる過酷な日々で、このままでは健康を害するかもしれないと感じ、退職しました。

 

退職後は、とにかく定時で帰れる職場をと思い、タウンワークで残業なしを条件に転職先を探しました。

 

未経験者に対しての研修体制が手厚かったことと、非正規も大手かつ正社員登用があったので労働環境が良さそうと思い、通信系のコールセンターへ転職。

 

実際に転職してみて、前職で国語を教えていたことが功を奏し、入社2年でグループのリーダーになり、話し方の指導などやりがいのある業務に携わることができるようになりました。

 

当初はアルバイトとしての入社をしましたが、現在は契約社員となり、厚生年金にも加入。健康保険にも入ることができ、非常に満足しています。

 

給与自体は下がりましたが、仕事はとても楽しいですし、時間にゆとりができ睡眠もとれるので健康になり、格段に満足度の高い生活ができています。

 

常軌を逸した労働がきっかけで転職

M.Y(25歳・男性)
学歴高卒
業種・職種:コンビニチェーン社員→レンタルビデオチェーン店長
年収:360万円→480万円
利用した転職手段:知人からの紹介

 

・転職のきっかけ
勤めていたコンビニチェーンにて30連勤、140時間残業など常軌を逸した労働を強要され、精神に異常をきたした。

 

・利用した転職の手段
知人の紹介
[選んだ理由] 自分の性格をよく知る知人からの紹介だったため
[結果] 想像以上に肌に合った
就業は労基法に則っており、映画好きだったため業務内容も苦にならないと感じた。

 

・良かったところ
マニュアルには厳しいが厳守する人にとっては昇給などプラスになる事ばかり。自分の行動が売り上げに直結しやすい。若いスタッフが中心なので、常に新鮮。

 

・悪かったところ
マニュアルが厳しいため、離職率が多い。そのため、スタッフ確保に悩まされる。以外にも深夜作業が多く、体力勝負になる。業種上スタッフが若年に偏るため、教育に難儀する。

 

・こんな人にお勧め
金勘定が得意な人、映画・音楽好きな人、マニュアルの厳守が嫌いじゃない人、体力がある人。新旧の映画や音楽を平等に愛せる人、指導・教育が得意な人。仕事に対して目に見えた成果がほしい人。

 

・こんな人は難しい
飽きっぽい人、こだわりすぎる人、時間にルーズな人、会話が苦手な人、体力に自信がない人、新しい(古い)映画や音楽に「しか」興味が持てない人。

 

学ぶべきことは学びきった

Y.S(28歳・女性)
学歴:大卒
業種・職種:広告代理店の営業→広告代理店の営業
年収:360万円→380万円
利用した転職手段:リクルートエージェント、テンプスタッフ・ピープル、マイナビエージェント、人の紹介

 

 

激務過ぎてこのままだと体調を崩すなーと思ったことと、かなり営業成績もよかったため、前職で学ぶべきことは学びきったと思ったことが理由で転職をしました。お金がからきしなかったので、地元に戻ってお金を貯めようと思ったのもきっかけの一つです。

 

あまり、その気はなかったのですが、ある人の紹介で転職をしました。結果それが一番有利な条件で転職ができたと思うのでよかったなと思います。

 

転職は、もし「この場所ではないどこか」を探すだけのためならば、異常な会社ではない限り「どこでも一緒」です。どの会社でも「やたら人のことにうるさいお局」、「口の臭い上司」、「そんなに賢くないのにちょっと勘違いしている先輩」はいます。また、最初から人間関係を形成しなければならない面倒くささは付きまといます。パワーが必要です。できることならば、同じ会社にいた方がいいとは思います。

 

それでも、あえて転職するならば、何か新しいことにチャレンジするとか、何か新しい目的に向かってということであれば応援したいと思います。

 

また私は退職後に転職活動をしましたが、勤務中に実施する方が望ましいと思います。一人暮らしの方は尚更です。

 

転職して、当初は変わらない給与でしたが、3年で年収は約1.5倍になり、その次の転職を見つけ、現在は起業するに至っています。何があるかわからないのが人生ですね。

 

健康診断にて注意を受けるようになるまでに

M.K(32歳・男性)
学歴:専門卒
業種・職種:IT系→IT系
年収:450万円→450万円
利用した転職手段:ハローワーク

 

 

転職のきっかけは、残業時間の増加、東京への長期出張(実質的な東京への単身赴任)でした。そのような生活をしているうちに、体をじわじわと悪くしていき健康診断にて注意を受けるようになるまでになってしまいました。このままでは本格的に心身ともに壊れてしまうと思い、意を決して転職することにしました。

 

在籍中に次の職場を探そうと、職安のサイトをにて職場選びをしたのを覚えています。当時も職安以外のサイトもあり利用しましたが、どうも信用できないような気がして…職の傾向を調査するのみの利用にとどめてしまいました。あと転職エージェントはまだ一般的ではなかったようです。

 

転職先の起業は、給与はもちろんですが、安定していて健康上の問題が発生しないであろう職場を重視しました。体が壊れては生活できなくなってしまう、という危機感があったように思います。

 

実際に転職してみたところ、無理な仕事量を要求されることは無くなったので良かったと思っています。前職場とのギャップがそう思わせるのかもしれませんが、厳しい残業時間ではないことは確かです。

 

転職後は、緩やかではありますが体調が戻ってきたようで健康診断においても問題が無くホッとしています。